先週末のこだわりの2本
先週末、『立喰師列伝 』と『闇打つ心臓 』が公開された、前者は、アニメ界では鬼才の押井守監督のこだわりの1本、後者は、自主映画時代から鬼才と言われている長崎俊一監督の最新作である。『立喰師列伝 』は、押井作品の中で、必ずといっていいほど、“立ち食いそば”が登場する、うんちくを語る登場人物たち、TVシリーズで“立ち食いそば”のエピソードがあるくらいうんちくバトルが、主人公をそっちのけで、展開するのである、そんなエピソードが押井の関わった作品の中で、あるときはひっそりと、そしてあるときは主役のようなエピソードで登場してくるのである、本作では、そのキャラクター達を主役に、かつ常に新しい映像表現を生み続けてる監督の新たな野望が映像として完成している。
後者である『闇打つ心臓 』は、長崎監督が自主映画時代に撮影した同名の1本をリメイクではなく、その後として描いた作品。前作にも出演して内藤剛志、室井滋が演じた主人公たちが犯した同じ過ちで悩んでいるカップル、本多章一、江口のりこ演じる2人への問いかけのようであり、かつドキュメンタリーのような形で展開していく。2月のゆうばり映画祭で、本作にも出演しており、自主映画時代から長崎監督作品や黒沢清、佐々木浩久、などの多数の監督作品に出演していうる俳優・諏訪太朗にターゲットをおき、特集上映を行った。その際に、多くの関係者の話を諏訪という人物を聞く上では、長崎監督や内藤剛志さんとの関係が何度も登場するのである、自主映画の世界では、私も8ミリ版の本作を当時は見てはいないが、自主映画の面白さは、80年代前半によく見ていたし、池袋の文芸座には、よく通っていた。
この2人の監督がオールナイトイベントが行われる、長崎監督は、公開前の4月1日に渋谷シネ・アミューズで行われ、長崎俊一監督作品『闇打つ心臓』(8mm)を始め石井聰亙監督作品『シャッフル』(16mm)、山川直人監督作品『100%の女の子』(16mm)などが上映された、『闇打つ心臓』は、かなり前にゆうばり映画祭後に見ることができたし、『100%の女の子』はDVDになっている、『シャッフル』などは、かなり前だが、上映会で見ている、どの監督もこれが自主映画?と驚くほど当時は、面白い作品であり監督の個性がはっきりと見えているのである。
そして押井オールナイトは、ゴールデンウィークの4月29日に、TVアニメから登場する“立ち食いそば”に関わる立喰師列伝たちを一挙に見ることができるそうだ、押井守という映像クリエイターをもし知らない人がいれば、その世界にちょっとだけ覗いてみると面白いかもしれない。ちなみに、私は、そばなら江戸そば、うどんならかのやかな(や)
| 固定リンク
コメント